予防歯科

preventive dentistry

予防歯科とは?

予防歯科とは、主に虫歯や歯周病といった口腔疾患の発生を未然に防ぐための取り組みを指します。健康な歯を保つためには、問題が発生する前からのケアが重要となり、その意識を早い段階から育てることが良いされています。予防歯科は、"口腔疾患のない健康な生活を送る"ことで、それは全身の健康にも関係します。

予防歯科はなぜ必要?

予防歯科が重要な理由は、口腔の健康が全身の健康に大きく影響を及ぼすからです。


お口の中の問題は、単に歯や歯茎に痛みを感じるだけでなく、栄養摂取の問題、話す際の困難、自信の喪失、さらには健康問題(心臓病、糖尿病、アルツハイマー病など)を引き起こす可能性があります。予防歯科の取り組みを通じてこれらの問題を防ぐことは、全身の健康を維持し、質の高い生活を送るために非常に重要です。


さらに、予防歯科は、高額な医療費用を抑えるのにも役立ちます。定期的な検診と適切な口腔衛生習慣を通じて、初期段階での小さな問題を発見・治療することができます。これにより、将来的に重大な口腔疾患が発生し、それに対処するための高額な治療費が必要になるのを避けることができます。

歯が痛い女性の写真
口を開ける男の子と女の子

また、予防歯科は、子供たちにとって特に重要です。子供たちは早い段階で良好なお口のケアの習慣を学び、それを生涯にわたって維持することが求められます。これにより、一生涯にわたる口腔の健康を確保することができます。

健康な歯と口を維持することは、全身の健康を維持し、生活の質を高めるための重要な一歩となります。

予防歯科では何を行う?

◆正しいブラッシングとフロッシングの指導


歯磨きとフロッシングは、お口の衛生を維持するための基本です。予防歯科では、これらの正しい方法を教え、習慣化を目指します。

◆定期的な歯科検診とクリーニング


歯科検診によって、歯周病や虫歯などの問題を早期に発見し治療することができます。定期的なプロフェッショナルクリーニングにより、プラークや歯石の除去を行い、お口の中を清潔に保ちます。

◆フッ素塗布


フッ素は、エナメル質を強化し、酸による侵蝕を防ぐために使用されます。これにより、特に虫歯が発生しやすい人々に対する予防策となります。

◆シーラントの施術


シーラントは、虫歯の発生を防ぐための一手段です。シーラントは特に噛み合わせの深い溝やひだがある奥歯に適用され、食べ物の残りかすや細菌の侵入を防ぎます。

◆健康な食生活の指導


予防歯科では、食事がお口の健康に大きな影響を与えるとしています。特に、砂糖の過剰な摂取は虫歯を引き起こしますので、バランスの良い食事と砂糖の摂取量の管理の重要性を指導します。

◆早期の矯正治療


不適切な噛み合わせや歯並びがお口の衛生を維持することを難しくする場合、早期の矯正治療が推奨されます。これにより、ブラッシングやフロッシングがしやすくなり、お口の衛生の維持に役立ちます。

家でもできるホームケア

ふるや歯科クリニックで販売している歯ブラシ

正しいブラッシング

歯を磨くことは、健康なお口を維持するための基本的なケアです。一日2回、朝と寝る前に歯を磨くことが良いとされています。また、食事後30分以内に磨くと、食べ物や飲み物から生成される酸がエナメル質を侵すのを防ぐことができます。

フロス画像

正しいフロッシング

歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、歯と歯の間、および歯と歯茎の間のプラークを除去します。これにより、ブラッシングだけでは除去できない部位のプラークを除去することができます。

ふるや歯科クリニックで販売しているフロスと歯間ブラシ

歯間ブラシの使用

狭いスペースや歯列矯正装置を着用している場合には、歯間ブラシが役立ちます。

ふるや歯科クリニックで販売している洗口液

マウスウォッシュの使用

歯磨き粉とフロスだけでは届かない部分を清潔に保つために、フッ素入りのマウスウォッシュを使用すると良いとされています。

オレンジジュース

健康的な飲食

予防歯科の一部として、健康的な飲食が重要です。特に、砂糖分が多い飲食物を避け、フッ素入りの飲料水を摂取することで、虫歯予防に役立ちます。

診察する手元

定期的な歯科検診

家庭でのケアがどれだけ良くても、定期的な歯科検診は欠かせません。歯科医師によるプロフェッショナルなクリーニングと検査により、早期の口腔疾患を発見し治療することが可能となります。

院長のブラッシング方法

◇食べたら直ぐに歯磨き

◇歯磨きには電動歯ブラシを使用

◇仕上げにフロスを使い、歯ブラシでは届かない隙間の汚れも綺麗に落とす


特別な歯磨きの方法はしておらず、皆さんと同じ方法で歯を磨いています。

強いて挙げれば「フロス」を使うことで、電動歯ブラシでも落とせない歯と歯の間の汚れをきれいに取っています。

古屋院長のイラスト

予防歯科はどのくらいの頻度で?

予防歯科はお口の健康を維持し、虫歯や歯周病などの問題を未然に防ぐための重要な一環です。


健康な成人が年に2回、予防的な歯科チェックアップを受けることを推奨しています。これらの定期的な診療で、歯石の除去、歯の表面のクリーニング、口腔の全体的な健康状態のチェックを行います。また、必要に応じてレントゲン撮影を行い、見えない問題を検出することもあります。


しかし、これは一般的なガイドラインであり、個々の状況によります。いくつかの病状、例えば妊娠、糖尿病、心臓病、免疫異常症などは口腔健康に影響を及ぼす可能性があり、これらの状況ではより頻繁な診療が推奨されます。また、喫煙者や口腔衛生状態が不良な人々も、より頻繁に歯科医院を訪れることが必要である可能性があります。


子供たちは、乳歯が生え始めた時点から歯科診療を開始し、その後も定期的に受けましょう。これは、早い段階での予防歯科が、虫歯のリスクを減らし、良好なお口のケア習慣を育む上で効果的だからです。

当院では、各患者様の状況に合わせた個別の治療計画を作成します。

シーラントとは何か?

シーラントは、主に子どもの永久歯の虫歯予防のために用いられる、透明または白色のプラスチック製のコーティング材です。

特に、咬み合わせ面にある深い溝やくぼみ(咬頭窩溝)に塗布され、食物の残りや菌の侵入を防ぎます。

◆シーラントの効果とは?


歯の溝は、ブラッシングだけでは完全にクリーニングすることが難しく、虫歯の発生源となりやすい箇所です。シーラントは、これらの溝を物理的に塞ぎ、虫歯菌の繁殖を防ぎます。その結果、虫歯の発生リスクを大幅に低くできます。

◆シーラントの適応と施術


シーラントは、主に6歳と12歳で生えてくる第一大臼歯と第二大臼歯に適用されます。歯が完全に生え揃ったところで施術することが最も効果的です。施術自体は簡単で、まず歯を清掃し乾燥させた後、シーラントを塗布し、特殊な光で硬化させます。

◆シーラントの持続性


適切に施術されたシーラントは、通常、数年間効果を持続します。定期的な検診により、シーラントの状態をチェックし、必要に応じて再塗布することで、持続的な虫歯予防が可能です。

院長の言葉

予防歯科に力を入れています。

できるだけ自分の歯を残し、生涯にわたって快適に食事を楽しんでいただくために予防が大切という考えからです。

とくに情報提供とブラッシング指導を大切にしております。

なんだかんだ言っても普段の自分が行うブラッシングが一番大切なのでどこを磨くか、どのように、どんなので磨くかなどを個人に合わせて説明しています。また患者さんが知らないような情報を提供するように心がけています。

(炭酸水はphが4程度で砂糖が含まれていなくても歯が溶ける、フッ素は乳歯でなく生えてきた直後の永久歯に使用するのが一番効果的など。)