虫歯C2とは?

虫歯の進み具合は、一般的に「C0〜C4」という段階で表されます。
その中でC2は、虫歯が歯の内側(象牙質)まで進んだ状態です。
C2になると、なぜ痛みが出やすいの?
歯は外側から順に、かたい層が重なっています。
・エナメル質:歯のいちばん外側。とてもかたい層
・象牙質(ぞうげしつ):エナメル質の内側。刺激が伝わりやすい層
C2はこの象牙質まで虫歯が到達しているため、冷たいもの・甘いものなどの刺激が神経に近いところまで伝わりやすくなります。
まだ「ズキズキ」とした痛みじゃなくても、C2のことがあります。
C2は、痛みが強烈というよりも、“しみる”“違和感がある”程度で始まることが多い段階です。逆に言うと、「我慢できる痛み」だからといって安心はできません。
虫歯は自然に治ることはないため、C2のうちに治療できると、削る量も少なく済みやすいです。
虫歯C2の痛みはどれくらい?

C2の虫歯の痛みは、ひとことで言うと 「刺激があるとしみる」「違和感が続く」 という出方が多いです。
ただし、痛みの感じ方や続き方は人によって差があり、同じC2でも症状が強い方・ほとんど気にならない方がいます。
C2で多い痛みは「ズキズキ」より「しみる」
C2は、歯の内側(象牙質)まで虫歯が進んだ状態なので、次のような刺激で症状が出やすくなります。
・冷たいものでしみる(飲み物、アイス、うがい)
・甘いものでしみる(チョコ、ジュース)
・風が当たるとしみる(冬の外気、口呼吸)
・歯ブラシが当たるとピリッとする
この段階では、刺激がなくなると 数秒〜数十秒で落ち着くことも多いです。
ただ、しみる回数が増えたり、刺激が弱くても痛むようになってきたら、進行しているサインかもしれません。
「どれくらい続く?」
痛みの続き方で見ると、C2では次のパターンが多いです。
① しみるのは一瞬だけ(数秒でおさまる)
冷たいものを口に入れた瞬間だけ「キーン」として、すぐ落ち着くタイプです。
C2の初期〜中盤でよく見られます。
② しみたあとに、しばらく違和感が残る(数分〜)
刺激がなくなっても、じわっとした違和感がしばらく続くタイプです。
虫歯が少し深くなってきている可能性があります。
③ 何もしてなくても時々痛む(ズーン、ズキッ)
この出方はC2でも起こることはありますが、C3(神経に近い段階)に進んでいる可能性も考えます。
特に「夜に増える」「痛み止めが必要」「ズキズキが続く」場合は、早めの受診が安心です。
「痛みが消えた=治った」ではありません!
「この前までしみてたのに、最近おさまった」という方もいます。
ただ、虫歯は自然に治る病気ではないため、痛みが減っても中で進んでいることがあります。
このような症状があったらすぐ受診を!

虫歯の痛みは、我慢できる日もあれば、急に強くなる日もあります。
大切なのは「痛みの強さ」だけでなく、痛みの出方(いつ・どんな時に・どれくらい続くか)で判断することです。
ここでは、患者さんが迷いやすいポイントを、当日連絡したいケース/数日以内に受診したいケースに分けてまとめました。
当日お電話いただきたい症状(できるだけ早めに)
次のような症状がある場合は、虫歯が深く進んでいたり、強い炎症が起きていることがあります。我慢せず、当日お電話ください。
・何もしていなくてもズキズキ痛む
・痛みが強くて眠れない/集中できない
・痛み止めが切れるとすぐ痛い
・頬や歯ぐきが腫れてきた、触ると痛い
・発熱がある、体がだるい
・噛めないほど痛い、口が開けづらい
・痛みが急に強くなった(昨日までと明らかに違う)
※腫れや発熱がある場合は、虫歯だけでなく周囲に炎症が広がっている可能性もあるため、早めの対応が安心です。
数日以内に受診したい症状(放置せず早めに)
次のような症状でも、虫歯は自然に治りません。
痛みが軽いうちに治療できると、削る量も少なく済みやすいので、できれば数日以内の受診をおすすめします。
・冷たいもの・甘いものでしみる(回数が増えてきた)
・しみたあとに違和感がしばらく残る
・食べ物が詰まりやすい/穴っぽい感じがする
・噛むとだけ痛い(特定の歯だけ)
・フロスが引っかかる、歯間が痛い
・「しみたり落ち着いたり」を繰り返している
「まだ我慢できるから…」と先延ばしにしがちですが、C2以降は進み方が早くなることもあります。早めに状態を確認しておくと安心です。
迷ったときの“電話の基準”はこれでOK
判断に迷うときは、次のどれかに当てはまればお電話ください。
・痛みが昨日より強い
・痛みの回数が増えている
・しみる時間が長くなっている
・痛み止めが必要になってきた
・腫れ・熱っぽさが少しでもある
「これくらいで電話していいのかな?」と遠慮される方も多いのですが、症状をうかがったうえで、受診の目安をお伝えできます。
電話で伝えるとスムーズな内容
お電話のときは、次の3点だけでも教えてください。
・いつから(例:昨日から/1週間前から)
・どこが(例:右上の奥歯/左下の歯の間)
・どんな時に痛いか(例:冷たい物でしみる/噛むと痛い/何もしてなくても痛い)
これだけで、優先度や予約枠の調整がしやすくなります。
C2を放置するとどうなる?痛みが強くなる前に知っておきたいこと

C2は、虫歯が歯の内側(象牙質)まで進んだ状態です。
放置すると進行が早くなりやすいのが特徴です。
虫歯がC2から先に進むと、歯の中の神経(歯髄)に近づいていきます。
そうなると、痛みの出方が変わってきます。
C2:冷たい・甘いでしみる/噛むと違和感
C3に近づく:何もしてなくても痛む/ズキズキすることが増える
さらに進む:腫れ・強い痛み・治療が長引く原因に
「しみるだけだから大丈夫」と思っている間に、ある日急にズキズキし始めるケースも少なくありません。
「痛みが強くなる」だけじゃない、困る変化
C2を放置すると、痛み以外にもこんな変化が出やすくなります。
・噛むと痛い(食事がつらくなる)
・食べ物が詰まりやすくなり、口臭や不快感につながる
・穴が大きくなり、詰め物だけで済まないことがある
・歯が欠けたり、割れやすくなる(特に奥歯)
ここまで進むと、「削って詰める」だけでは済まず、治療回数や費用の負担が増えやすくなります。
虫歯C2の治療は何をする?

「どんな治療をするの?」「何回通う?」「費用は?」を、できるだけ分かりやすく説明いたします。
C2の治療は基本的に「削って、詰める」治療です!
C2では、虫歯の部分を取り除き(削り)、そのあとに詰め物で形を戻します。
治療方法は虫歯の大きさで変わります。
小さめのC2
虫歯を削る⇨白い詰め物(レジンなど)で埋める⇨かみ合わせを整える
このタイプは、1回で完了するケースもあります。
大きめのC2
虫歯が広い場合は、しっかり噛めるように「詰め物(インレー)」を作ることがあります。
1回目:虫歯を削る → 仮の詰め物
2回目:完成した詰め物を装着
この場合は、2回が目安になりやすいです。
通院回数と時間の目安
回数:1回〜2回が多い
1回の時間:30分〜60分前後(内容で前後します)
※痛みが強い・虫歯が深い・範囲が広い場合は、追加の処置が必要になることもあります。
費用の目安(保険診療の場合)
C2の治療費は、虫歯の大きさや詰め物の種類によって変わります。
保険診療の範囲で行う場合、数千円台になることが多いです(3割負担の目安)。
小さめ(レジンで埋める):1,000円台〜3,000円台が目安
型取りして詰め物:3,000円台〜6,000円台程度になることも
※レントゲン撮影の有無、虫歯の本数、検査内容でも前後します。
「だいたいどれくらい?」は、お電話でも症状を聞いたうえで目安をお伝えできます。
麻酔はする?痛みは大丈夫?
「削るのが怖い」「痛いのが苦手」という方も多いと思います。
C2は、削る範囲によっては麻酔を使うことがあります。
しみやすい場所・深めの虫歯では、無理に我慢せず麻酔を使ったほうがラクなことも多いです。
不安がある場合は、最初に
痛みが苦手です/麻酔はできますか?
と一言伝えてください。
虫歯かも?と思ったら横堤の歯医者「ふるや歯科クリニック」へ
C2の虫歯は「しみる」「違和感がある」程度から始まることが多い一方で、放置すると神経に近づき、痛みが急に強くなることがあります。腫れや発熱、何もしていなくてもズキズキする痛みがある場合は、当日のお電話が安心です。
虫歯は自然に治りません。軽いうちに治療できれば、治療も短く済みやすいので、気になる症状があれば早めにご相談ください。