子どもの歯磨きはいつから始める?

pediatric dentistry

お子さまの歯磨きをいつから始めるべきか、悩む親御さんも多いのではないでしょうか。「歯磨きを始めるタイミングが分からない」「子どもが歯磨きを嫌がる」などの不安や疑問がある方もいらっしゃるかと思います。

今回は、子どもの歯磨きを始める適切な時期や、歯の磨き方について詳しくご紹介します。これを参考に、お子さまと楽しく歯磨きの習慣を身につけましょう。

子どもの歯磨きはいつ始めるべき?

子どもの歯磨きは、「乳歯が生え始めた頃」から始めるのが良いとされています。

ただし、これは「歯ブラシを使った歯磨き」の話で、お口の中を清潔に保つことは、歯が生える前から意識しておく必要があります。


おっぱいやミルクを飲んだ後は、指にガーゼを巻いてお子さまの口の中を優しく拭いてあげましょう。こうすることで、口内を清潔に保つことができ、早い段階から「口の中を掃除する」ことに慣れさせることができます。その結果、乳歯が生えた時にスムーズに歯磨きの習慣を身につけやすくなります。

お母さんと子ども

まずは歯磨きに慣れさせよう!

乳歯が生え始めたら、歯ブラシを使った歯磨きの習慣を身につけることが必要ですが、「無理やり歯磨きをしようとしない」ということが重要です。子どもが嫌がる場合は、歯ブラシを使わない方が良い場合もあります。

一緒に歯を磨く兄弟

最初のうちは、歯磨きに慣れさせることに重点を置きましょう。子ども用の歯ブラシを使い、ブラシを軽く歯に当てる程度から始めてみてください。もし嫌がる場合は無理せず中止しましょう。無理に続けると、歯磨きが嫌いになってしまい、習慣にするのが難しくなります。

生え始めの頃の歯磨きは、1日に何回行うかという回数にはあまりこだわらず、子どもの機嫌が良い時を見計らって行うと良いでしょう。ただし、睡眠中は細菌が繁殖しやすいため、夜寝る前にはできるだけ歯磨きをするように心がけてください。

子ども用の歯ブラシを選ぶ際のポイント

小さなお子さんが食べるおやつは、保護者の方があげていると思います。

その時、子供に負けて求められるままおやつを買い与えないでください。

砂糖の有無や、噛み応えなどを考慮して、保護者の方がおやつを選ぶようにしてください。

小さい頃から習慣づけることで、そのうち自分でも歯に良いおやつかどうかを判断できるようになります。

◆毛先が丸くなっているものを選ぶ

小さなお子さんが食べるおやつは、保護者の方があげていると思います。

その時、子供に負けて求められるままおやつを買い与えないでください。

砂糖の有無や、噛み応えなどを考慮して、保護者の方がおやつを選ぶようにしてください。

小さい頃から習慣づけることで、そのうち自分でも歯に良いおやつかどうかを判断できるようになります。

◆子どもが好きなデザインや色を選ぶ

子どもが好きな色やキャラクターのデザインの歯ブラシを選ぶことで、歯磨きの時間が楽しいものになり、子どもが進んで歯磨きをするようになるかもしれません!

仕上げ磨きのコツ

不十分な歯磨き

適切なブラッシングやフロッシングが行われないと、歯にプラークが蓄積します。プラークは細菌の塊で、これが歯に長時間付着していると、歯を溶かす酸を作り出し虫歯を引き起こします。子供たちはしっかりとブラッシングする技術を身につけるのに時間がかかるため、特にこのリスクに晒されます。

飲み物のボトル

ボトルで糖分の多いジュースやミルクを夜に飲むと、液体が歯に長時間接触することになります。これにより酸が生成され、虫歯が引き起こされます。

嫌がられないコツ

日ごろから子どもの口元を触る習慣をつけると、歯磨きを嫌がりにくくなります。歯磨き中に話しかけたり、数を数えながら磨くのも効果的です。終わりが分かると子どもも頑張りやすくなります。また、長時間かかると子どもが飽きてしまうので、短時間で手早く丁寧に磨くことが大切です。仕上げ磨きが終わったら、しっかり褒めてあげましょう。

力を入れすぎて歯ブラシが歯ぐきに当たると嫌がるので、優しく磨いて不快感を与えないようにしましょう。さらに、子どもが眠くなる前や機嫌が悪い時は、歯磨きを避けることが大切です。

シーラントはお子さんの歯の健康を守るための予防方法です。特に子どもの奥歯は、溝が深く複雑で、歯ブラシが届きにくいため食べ物の残りやすい場所です。そのため、奥歯は虫歯になりやすい部分とされています。


シーラントは、この奥歯の溝に特殊な歯科用の樹脂を塗り、食べ物のカスや汚れが溜まるのを防ぎます。この処置により、歯磨きがしやすくなり、虫歯菌が増えるのを抑えることができます。


この処置は、6歳臼歯(永久歯が生え始める頃の奥歯)や、乳歯の奥歯が対象で、お子さまのお口の環境を清潔に保つ助けとなります。